2026年4月27日~5月1日のバッテリー業界では、AI(人工知能)関連や蓄電池、電池リサイクルなどの話題が目立った。ソフトバンクが大阪府の拠点をAI向け電池工場に転換するとの観測が浮上した。巨大資本が電池関連に動き始めている。エマルションフローが北欧企業と協業し、中国当局が促進活動を実施するなどリサイクルの動きも活発だった。
<国内>
●ソフトバンク、大阪の自社施設をAI電池向けに転換か 新会社立ち上げ米上場の報道も
英経済紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は4月30日、ソフトバンクグループ(SBG)がAIやロボット、データセンター整備などの事業を担う新会社「Roze(ロゼ)」を設立し、2026年内にも米国株式市場に分離上場させる計画だと報じた。新会社の企業価値は1000億ドル(約16兆円)を見込んでいるという。
ソフトバンクの新会社を巡っては、4月上旬にNECなど8社が参画して立ち上げるとの報道があった。また、4月下旬には、大阪府にある自社拠点の一部をAIデータセンター向け大型電池の生産ラインに転換する計画だとも伝わっていた。
●電池リサイクルのエマルションフロー、フィンランド企業と協業
使用済みリチウムイオン電池からのレアメタル回収などを手掛けるエマルションフローテクノロジーズ(EFT)は4月28日、「フィンランドのVTT技術研究センターとの協業検討を開始した」と発表した。欧州事業の拡大を目指す。
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●エレコム、ナトリウムイオン電池製品の航空機持ち込みで発表

エレコムは4月28日、自社ホームページ上で、「当社のナトリウムイオン電池を搭載したモバイルバッテリーおよびハンディファンは、航空機内への持ち込みおよび手荷物の預け入れが不可だ」と発表した。
国土交通省は4月24日から航空機への持ち込み品の新規制を施行している。ただ、ナトリウムイオン電池製品は新規制前から持ち込み禁止だった。
プレスリリース: ナトリウムイオン電池を搭載した製品の航空機内への持ち込みに関する行政ルール更新のお知らせとお詫び | エレコム株式会社 ELECOM
プレスリリース:ナトリウムイオン電池搭載製品の機内持ち込みに関する発表内容の訂正とお詫び | エレコム株式会社 ELECOM
●エナジーウィズ、車載電池など値上げへ 親会社に上場観測も
車載電池や蓄電池を手掛けるエナジーウィズは4月28日、6月出荷分からの製品値上げを発表した。
グループの古川電池は4月22日に値上げを発表済み。親会社のエネソルブホールディングスに株式上場を目指すとの報道が浮上している。
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●電気通信大と静岡県、茶畑の太陽電池設置で実験
電気通信大学は4月27日、ホームページ上で、「静岡県と共同で、ペロブスカイト太陽電池を封入した『つり橋型円筒形太陽電池モジュール』の実証実験を開始した」と発表した。茶畑などの急峻な斜面にモジュールを設置し、発電と農業を両立させるソーラーシェアリング事業を実証する。
茶畑に設置したペロブスカイト太陽電池

(出所:電気通信大学の発表資料)
プレスリリース:【ニュースリリース】吊り橋型円筒形太陽電池モジュールによるソーラーシェアリング事業 ~急峻な茶畑にペロブスカイト太陽電池の設置を可能に~ | ニュース | 国立大学法人 電気通信大学
<海外>
●中国、車載電池リサイクルでキャンペーン 6月末まで、管理強化へ

中国の工業情報化省など5部門は4月28日、ホームページ上で、車載電池のリサイクルに関するキャンペーン実施を発表した。実施期間は4月-6月末。廃バッテリーリサイクルの監督と管理を強化し、標準化したうえで、安全かつ効率的な廃棄物リサイクルを促進する。
プレスリリース:五部门关于开展规范废旧动力电池回收利用联合执法专项行动的通知