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三菱重工エンジなどがトリニダード・トバゴでメタノール/ジメチルエーテルプラントの商業運転を開始

    三菱ガス化学、三菱商事、三菱重工エンジニアリングは1月19日、トリニダード・トバゴにおいて同国の国営ガス会社であるNational Gas Company of Trinidad and Tobago Limited(NGC)と、同国企業のMassy Holdings(Massy)と共同出資しているCaribbean Gas Chemical Limited(CGCL)でメタノール/ジメチルエーテルプラントの商業運転を昨年12月18日から開始したと発表した。(画像はCGCL社のプラント=三菱重工の公式ホームページから転載)

 

 CGCLは2013年3月に設立され、トリニダード・トバゴの天然ガスを主原料としてメタノール生産量100万トン/年、ジメチルエーテル生産量2万トン/年の生産能力を持つプラントの建設を進めてきた。メタノールは多くの川下製品を持つ基礎化学品の一つで、接着剤、農薬、塗料、合成樹脂、合成繊維の原料など幅広い用途に使用され、最近では重油に代わる船舶燃料など、環境に優しいエネルギーとしての用途への注目も高まっている。

 

 さらにメタノールは二酸化炭素(CO2)からも製造が可能で、有望な水素キャリアでもあることから将来の低炭素社会、持続可能な社会発展に貢献すると期待される。ジメチルエーテルはスプレー噴射剤など日用品用途に加えて、LPG(液化石油ガス)、自動車、発電向けディーゼル燃料の代替としても注目される。

 

 現在のメタノール世界需要は年間約8,100万トンで、今後もGDP(国内総生産)の伸びにともない、需要が堅調に増加すると見込まれている。

 

(IRuniverse)

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