伊藤忠商事が食品サプライチェーンDXの本格的な展開へ
2021/02/01 18:57 FREE

伊藤忠商事は2月1日、グループ会社で食品卸大手の日本アクセスと連携し、日本アクセスから食品メーカーに対する発注に関し、人工知能(AI)を用いた需要予測及び発注最適化ソリューションの導入を開始したと発表した。伊藤忠商事と日本アクセスは今後、食品サプライチェーンDXを本格的に展開していくとしている。(チャート図は伊藤忠商事のニュースリリースから引用)
一部の物流拠点における小売店の販売データなどを活用した需要予測と、発注自動化の実証実験を実施してきたところ、一定の在庫削減効果及び発注業務の効率化が確認されたため、物流拠点を全国規模へ拡大する方針を決定、本格的な展開を開始することにしたという。
まずは、一部顧客向けの飲料や酒、菓子など常温商品(約1,000商品程度)から開始、順次対象を拡大する。今後は対象とする顧客・カテゴリ拡大のほか、商品・原材料調達から小売店舗向けの物流に至る食品サプライチェーン全体の最適化も視野に入れ検討を進める。将来的には、食品卸向けだけでなく、取引先メーカーの工場稼働・物流倉庫の効率化や小売におけるフードロス・機会ロス削減に寄与するサービスの提供などを目指す。
(IRuniverse)
関連記事
- 2025/08/04 日本の定置型電池(BESS)市場 再エネ拡大と電力需要増で急成長へ その要はLFPバッテリー
- 2025/08/03 シームレスパイプの輸出量と輸出価格(25年6月)
- 2025/08/01 NEDO CO2分離・回収型IGCCの調整能力向上を図る技術開発の実証試験を開始
- 2025/08/01 (株)タケエイでんき 太陽光発電施設『真岡発電所』売電開始
- 2025/08/01 富士電機と三菱ガス化学 水素燃料電池システム共同実証に向け検討開始
- 2025/08/01 TECHNO FRONTIER 2025から読み解く地域と技術が共創するものづくりの最前線
- 2025/07/31 旭化成 フィンランド水素プロジェクトにアルカリ水電解システム供給
- 2025/07/31 中国核融合能源有限公司設立 核融合技術の応用が民生用エネルギー分野に広範囲に進出する
- 2025/07/31 原油価格の動向(7/30)
- 2025/07/30 パワーエックス子会社、電気運搬船で屋久島の再生可能エネルギーを島外輸送―2028年の運航開始へ実証開始