伊藤忠商事が食品サプライチェーンDXの本格的な展開へ
2021/02/01 18:57 FREE

伊藤忠商事は2月1日、グループ会社で食品卸大手の日本アクセスと連携し、日本アクセスから食品メーカーに対する発注に関し、人工知能(AI)を用いた需要予測及び発注最適化ソリューションの導入を開始したと発表した。伊藤忠商事と日本アクセスは今後、食品サプライチェーンDXを本格的に展開していくとしている。(チャート図は伊藤忠商事のニュースリリースから引用)
一部の物流拠点における小売店の販売データなどを活用した需要予測と、発注自動化の実証実験を実施してきたところ、一定の在庫削減効果及び発注業務の効率化が確認されたため、物流拠点を全国規模へ拡大する方針を決定、本格的な展開を開始することにしたという。
まずは、一部顧客向けの飲料や酒、菓子など常温商品(約1,000商品程度)から開始、順次対象を拡大する。今後は対象とする顧客・カテゴリ拡大のほか、商品・原材料調達から小売店舗向けの物流に至る食品サプライチェーン全体の最適化も視野に入れ検討を進める。将来的には、食品卸向けだけでなく、取引先メーカーの工場稼働・物流倉庫の効率化や小売におけるフードロス・機会ロス削減に寄与するサービスの提供などを目指す。
(IRuniverse)
関連記事
- 2025/05/02 豪州からの風#39 廃棄物からエネルギーを生み出す需要 ARC Ento Tech社の建設計画ほか
- 2025/05/01 原油価格の動向(4/30)
- 2025/05/01 米ウクライナ、資源協定を締結 復興基金を共同設立、米財務省が発表
- 2025/04/27 最近の一般炭と原料炭の価格推移(4/25)
- 2025/04/25 米国、インドと鉱物探査や資源貿易で協力へ バンス氏訪印、貿易協定第1号になるか
- 2025/04/24 原油価格の動向(4/23)
- 2025/04/22 ダイセル インターナルカーボンプライシング(ICP)制度導⼊
- 2025/04/21 米、迅速審査に鉱山事業10件を指定 国内生産拡大へ、中国依存脱却に急ピッチ
- 2025/04/20 最近の一般炭と原料炭の価格推移(4/18)
- 2025/04/19 豪州最大の太陽熱塩プロジェクト 全ての環境認可を満たしゴーサイン BCI Minerals社