川崎重工がLPG燃料のLPG運搬船2隻を受注
2021/02/08 16:03 FREE

川崎重工業は2月8日、84,000m3(タンク容量)型LPG(液化石油ガス)燃料のLPG運搬船2隻の造船契約を日本郵船と締結したと発表した。今後、両船ともに坂出工場で建造し、2022年に竣工予定としている。(写真は川崎重工のニュースリリースから引用)
今回受注したLPG運搬船の推進燃料はLPGと低硫黄燃料油だ。LPGを燃料として使用することで、燃料油使用時に比べ、排気ガス中の硫黄酸化物(SOx)や二酸化炭素(CO2)などの排出量を大幅に削減できるという。
2020年1月から強化されたSOx排出規制などに対し、22年にさらに強化されるEEDIフェーズ3(1トンの貨物を1マイル運ぶ際に排出されるCO2のグラム数として定義されるエネルギー効率設計指標=EEDIを用いて新造船の省エネ性能の規制値への適合を強制する国際規制)にも適応している。
(IRuniverse)
関連記事
- 2025/08/04 日本の定置型電池(BESS)市場 再エネ拡大と電力需要増で急成長へ その要はLFPバッテリー
- 2025/08/03 シームレスパイプの輸出量と輸出価格(25年6月)
- 2025/08/01 NEDO CO2分離・回収型IGCCの調整能力向上を図る技術開発の実証試験を開始
- 2025/08/01 (株)タケエイでんき 太陽光発電施設『真岡発電所』売電開始
- 2025/08/01 富士電機と三菱ガス化学 水素燃料電池システム共同実証に向け検討開始
- 2025/08/01 TECHNO FRONTIER 2025から読み解く地域と技術が共創するものづくりの最前線
- 2025/07/31 旭化成 フィンランド水素プロジェクトにアルカリ水電解システム供給
- 2025/07/31 中国核融合能源有限公司設立 核融合技術の応用が民生用エネルギー分野に広範囲に進出する
- 2025/07/31 原油価格の動向(7/30)
- 2025/07/30 パワーエックス子会社、電気運搬船で屋久島の再生可能エネルギーを島外輸送―2028年の運航開始へ実証開始