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伊藤忠商事がナイロン循環リサイクルでイタリアのAquafilと業務提携

 

 伊藤忠商事は2月12日、世界最大のリサイクル・ナイロンブランド「ECONYL(以下「エコニール」)を展開するイタリアのAquafilとナイロン循環リサイクルに関するビジネスの推進、拡大に向けて業務提携を締結したと発表した。伊藤忠商事はナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)及びナイロンチップについて数量ベースで世界最大規模の取り扱いをしており、同社の持つナイロンバリューチェーンの活用と、Aquafilのエコニール事業の方向性が合致し、今回の提携締結に至った。(チャートはニュースリリースから転載)

 

 Aquafilは、独自の技術でナイロン廃棄物をケミカルリサイクルによって粗原料であるCPLまで戻し、不純物などを完全に除去しバージン材と同等品質で再利用できる循環リサイクルシステムを構築し、2011年からスロベニアで漁網やカーペットなどの廃棄物を原料としてリサイクルナイロン「エコニール」の生産を開始した。

 

 エコニールは100%廃棄物からのリサイクルのため、石油由来の通常のナイロンに比べて二酸化炭素(CO2)排出量を最大90%削減が可能となる。環境配慮型素材としてファッション業界やカーペット業界などを中心に、全世界2,000社以上の著名なブランドで採用されてきた。特にファッション業界ではグッチ(Gucci)やバーバリー(BURBERRY)、プラダ(PRADA)などの大手ファッションブランドから大きな支持を受けているという。

 

 伊藤忠商事は今後、ナイロン廃棄物の回収からリサイクルナイロンを原料とした最終製品の開発、販売まで本格的に取り組むとしている。

 

(IRuniverse)

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