三井物産-英国のCCS事業会社Storegga Geotechnologiesに出資へ
2021/03/02 18:49 FREE

三井物産は3月2日、二酸化炭素(CO2)の回収・貯留(CCS)の事業会社である英Storegga Geotechnologies(SG)に出資参画すると発表した。出資額は明らかにしていない。(写真は三井物産のニュースリリースから転載)
SGは同社100%子会社のPale Blue Dot Energyを通じて、英国政府が掲げるCO2排出量削減と2050年までのCO2 Net-zero emissions達成に向けて英国ならびに周辺諸国から排出されるCO2の回収・輸送・貯留を行う「Acorn CCSプロジェクト」を開発中だ。Acorn CCSプロジェクトは有望なCO2貯留層として、生産が減退した油田やガス田を活用し、既存インフラを転用することでコスト競争力を実現する。また、SGは大気中から直接CO2を回収するDirect Air Capture技術の事業化などにも取り組む。三井物産はSGへの経営参画、業務提携を通じて同社の事業基盤の強化を支援するとしている。
出資後の株主構成は、三井物産が15.4%、Macquarie Group(豪州)が21.5%、GIC(シンガポール)が15.4%、創業者(Nicholas John Cooper氏ほか)が47.7%になるという。
(IRuniverse)
関連記事
- 2025/05/01 原油価格の動向(4/30)
- 2025/05/01 米ウクライナ、資源協定を締結 復興基金を共同設立、米財務省が発表
- 2025/04/27 最近の一般炭と原料炭の価格推移(4/25)
- 2025/04/25 米国、インドと鉱物探査や資源貿易で協力へ バンス氏訪印、貿易協定第1号になるか
- 2025/04/24 原油価格の動向(4/23)
- 2025/04/22 ダイセル インターナルカーボンプライシング(ICP)制度導⼊
- 2025/04/21 米、迅速審査に鉱山事業10件を指定 国内生産拡大へ、中国依存脱却に急ピッチ
- 2025/04/20 最近の一般炭と原料炭の価格推移(4/18)
- 2025/04/19 豪州最大の太陽熱塩プロジェクト 全ての環境認可を満たしゴーサイン BCI Minerals社
- 2025/04/18 エヌ・ピー・シー(6255) 25/8H1決算メモ ペロブスカイトPV装置大型受注でポジティブ