丸紅がバングラデシュのフェニ太陽光発電事業の共同開発で覚書締結
2021/05/23 16:23 FREE

丸紅はこのほど、バングラデシュ電力開発庁(BPDB)の子会社であるバングラデシュ発電会社(EGCB)とバングラデシュ南東部のチッタゴン管区フェニ県における100メカガワット(MW)の太陽光発電事業案件の共同開発にかかわる覚書(MOU)を締結したと発表した。(地図は丸紅の公式HPから転載)
この案件は、EGCBとBPDBの上位組織である電力・エネルギー・鉱物資源省に承認され、覚書の締結に至ったという。丸紅はこれまで、バングラデシュで1,300MW相当のガス焚き火力および水力発電所を建設している。今回の案件が実現すれば、バングラデシュ最大規模の太陽光発電所となり、また、丸紅として初の独立系発電事業者(IPP))案件となる見込みだ。
バングラデシュでは、経済発展に伴う旺盛な電力需要に応じ、発電設備容量の拡大が続いており、バングラデシュ政府は再生可能エネルギーの割合を総発電容量の10%に増加させる目標を掲げている。
他方、丸紅は日本を含む世界19カ国で持ち分容量約12GWの発電資産を保有・運営する。サステナビリティ推進の一環として、2018年9月には石炭火力発電事業および再生可能エネルギー発電事業に関する取り組み方針を発表、21年3月には気候変動長期ビジョンを策定済みだ。
(IRuniverse)
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