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高機能素材Weekが幕張メッセで開催 今年は自然由来材料と樹脂系の展示が多め

 7日、千葉幕張メッセで、高機能素材Weekが開催された。

 今年は、近年のSDGsの動きからか、自然由来の原料の展示が多く、とりわけ、木質系の展示が目立った。

 また、一時期盛り上がりが沈静化していた、樹脂、プラスチック系の展示も息を吹き返した感があり、逆に金属系の展示が、前回同様少ない印象を持たせた。

 

 

 

海洋プラスチックについての動向

 

 そのプラスチックについても、多くの展示がある中、国立研究開発法人、新エネルギー・産業技術総合研究機構(以下NEDO)のブースでは、海洋プラスチックに対する新素材の展示が多く見られた。

 

 

 多くのメーカーが開発している「海洋生分解性プラスチック」について、ブース担当者は、

 

 「基本的には、プラスチックを海に流れてしまうのを防ぐというのが前提の研究になる。しかし、どうしても出てしまうというものに対する研究でもある。」と話す。

 

 ここで言う、「どうしても出てしまう」物品の代表例として、漁に使われる漁網などになる。

 

 一年中使い、なおかつ海に浸かっている時間が長いこれらの物品について、流れたとしても、海の中で有機物として分解できる事により、生態系への被害を最小限にできると話す。しかし、この方法は新たにその物品が、海の中で分解されたとしても、「残渣」として残るという問題に対し、問題解決を迫られる可能性もあると担当者は話した。

 

 この海洋生分解性プラスチックの現状として、担当者は

「いろいろなところで言われているが、問題点としては、高いコスト。また、耐久性の問題も出る。先ほど話した、漁網についても、分解されやすくした半面、すぐ壊れてしまうのなら、これはこれで問題。NEDOや企業の研究としても、耐久性と、環境への配慮という、「二兎を追う」形となる。」と話した。

 

 世界で叫ばれている、環境保全への動きに対し、技術大国日本の技術が注目される。

 

 

 

(IRUNIVERSE Hatayama)

 

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