TDK、CDP水セキュリティ対策にてAリスト(最高評価)に3年連続で選定
CDPの「水セキュリティ」対策において「Aリスト企業」に選定
「気候変動部門」においても3年連続で「Aマイナス」に選定
社会貢献としてサステナビリティを重視し、「Social Value(社会的価値)」を創造
TDK株式会社(社長:齋藤 昇)は、気候変動などの環境問題に取り組む国際的な非営利団体CDPから、持続可能な水資源管理に特に優れた企業として、2022年度の「水セキュリティ」対策において昨年に引き続き最高評価の「Aリスト企業」に選定された。同社としてCDPの「Aリスト企業」への選定は3回目となる。
CDPは、環境問題に高い関心を持つ世界の機関投資家の要請を踏まえ、企業に対して、気候変動、水資源保護、森林保全などの環境問題への取組みの促進と情報開示を求める活動を行う非営利組織。2022年には、30兆米ドル以上の資産を持つ680社以上の機関投資家と、6.4兆米ドルの調達支出を持つ280社の大手購買企業が、CDPのプラットフォームを通じて環境への影響、リスク、機会に関するデータの開示を要請し、過去最高の約18,700社の企業がこれに応じており、その中から高評価を獲得した。なお、当社は気候変動部門においても3年連続でAマイナス評価を得ている。
同社では、グループ全体の環境方針として、「環境基本理念」と「環境方針」からなる「TDK環境憲章」を制定し、持続可能な発展に寄与することを目指している。これに基づき、具体的な活動の基本計画として、環境ビジョンおよび環境基本計画を策定し、実践に努めている。また、より健全な地球環境を次世代に継承するために気候変動や生物多様性に配慮した迅速かつ効果的な環境活動を社会に先駆けて実践するよう注力している。中でも水資源への取り組みについては生産活動における水資源の重要性を認識し、取水量の削減を活動目標に設定するとともに、水リスクの把握・管理に努めている。
現在の中期経営計画「Value Creation 2023」では、社会課題を解決し持続可能な社会の実現に貢献する「Social Value(社会的価値)」の追求を事業のすべての目的に置いており、その結果として「Commercial Value(成長戦略)」と「Asset Value(資本効率)」の増大を実現し、「Social Value」をさらに創造していくサイクルを回していく。
また、顧客満足を得られるソリューションを提供し2CX(Customer ExperienceとConsumer Experience)の実現に向けて、2つの大きな社会的課題であるEX(エネルギートランスフォーメーション)とDX(デジタルトランスフォーメーション)に貢献することで、価値ある存在となることを目指す。社会に価値ある商品を提供することでビジネスの機会を捉え、同時にスピード重視の経営システムを確立していく。
本年度のAリストならびに他の公開スコアは下記ページを参照。
https://www.cdp.net/en/companies/companies-score
(IR universe rr)
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