リネットジャパン アニスピホールディングスの株式取得(子会社化)
リネットジャパングループ株式会社は、2023年3月1日開催の取締役会において、障がい者向けグループホームを全国に直営・FC含め累積開設約1,200拠点を展開する株式会社アニスピホールディングス(以下、「アニスピ社」)の発行済全株式の取得による完全子会社化に向けて契約を締結することを決議した。
アニスピ社株式の取得について
同社グループは、「収益と社会性の両立モデルの構築」を経営理念に掲げ、今後の成長戦略として、小型家電リサイクル事業と障がい福祉事業が相互にシナジーを発揮して成長する環境と福祉の連携「環福連携モデル」の構築を推進している。
アニスピ社は、障がい者グループホームを累積で約1,200拠点(含むレベニューシェア加盟店)開設する圧倒的業界NO.1企業であり、今回の買収は、この「環福連携モデル」推進を加速するための戦略的買収となる。
同社グループは、これまで小型家電リサイクル事業にて、いわゆる「都市鉱山」のリサイクルを推進するとともに、その現場では多くの知的障がい者の雇用創造を推進してきた。また、そのような取り組みから発展する形で障がい福祉領域のソーシャルケア事業部を新規事業として立ち上げ、愛知県を中心に障がい者向けグループホームを8棟、就労継続B型施設2か所を展開し、環福連携モデルの構築に取り組んできた。
今回の株式取得については、アニスピ社が障がい者向けグループホームを直営及びレベニューシェア加盟店を合わせて全国に累積開設約1,200拠点・5,000室の実績を有する業界の圧倒的リーディングカンパニーであること、アニスピ社との連携により環福連携モデルの構築および全国展開の成長戦略が加速すること、また、それに伴い同社株主価値の拡大に大きく寄与するものと考え、同社グループ子会社化に向けた検討を進めてきたもの。
アニスピ社は、「人間福祉と動物福祉の追及」を経営理念に、ペット共生型障がい者グループホームである「わおん」「にゃおん」の展開を軸に、フィットネス型障がい者デイサービス「ワーカウト(WORKOUT)」、訪問看護「ファミリーナース」、放課後等デイサービス「ジュガール」、日中支援型障がい者グループホーム「BEE-HACK」等々、様々な障がい福祉関連事業を総合的に展開している。
アニスピ社の創業者であり代表取締役である藤田英明氏は、福祉の現場から社会人をスタートし、介護や障がい福祉で多くの実績を残す福祉業界を代表する起業家であり、同社グループ入り後も引き続き事業トップとして成長を牽引していく。また、同社グループとしても、管理面の強化を始め、資金面、人材採用等の組織強化をサポートすることで、成長を加速していく方針。
株式取得に向けて契約締結を行う会社の概要
今後の見通し
本件株式取得予定日は2023年4月1日を予定 、同日付にて アニスピ社は当社完全子会社となる見込み 。 これにより同社にはのれんが発生する見込みとなるが、今後のれんの影響額も含めて、当社2023年9月期の連結業績に与える影響は、現在精査中であり、開示すべき事項が生じた場合には速やかに開示する。
(IR universe rr)
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