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LME、トップを一時入れ替え 信用取り戻せるか、ニッケル事件響く

 ロンドン金属取引所(LME)はロンドン時間の4月21日、ホームページ上で、現在、非常勤取締役であるジョン・ウィリアムソン氏が、4月28日から同所の暫定会長に就任すると発表した。LMEは2022年3月にニッケル取引を巡る混乱を引き起こしており、事件で傷ついた取引所としての信用回復を目指すもようだ。

 

 現会長のガイ・ヒューイ・エバンス氏は4月末に辞任する。LMEは発表資料中で、同所は現在、「国際関係の拡大や金融面、ガバナンス、そして市場の経験面から見て、発展における重要な時期を迎えている」と位置付けた。LMEを巡っては2023年3月初旬、英国の金融行為監督機構(FCA)が2022年の事件当時の状況について捜査を始めると発表したばかり。同所での取引は現在もニッケルを含むすべての商品で価格制限が設けられ、事件の影響が続いている。

 

 今回の人事はこうした状況の解決策の1つと見られるが、ネットニュースのmining.comが4月21日に伝えたところでは、ウィリアムソン氏があくまでも「暫定」会長であることが、かえって不確実性を増すとの指摘もあるようだ。報道によれば、LME側は暫定会長とした理由は明かしていない。

 

 ウィリアムソン氏はもともと証券畑の出身で、LMEの親会社である香港証券取引所(HKEX)の非常勤取締役だった経歴がある。HKEXの史美倫(ローラ・チャー)会長はLMEの発表資料の中で、「ウィリアムソン氏は多年の経験があり会長にふさわしい」と述べた。

 

 

(IRuniverse Kure)

 

 

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