BEAUTYCLE 化粧品版「ボトルtoボトル」本格稼働に合わせ「BEAUTYCLE佐賀工場」を竣工
化粧品容器製造販売事業を展開するツバキスタイル株式会社(本社: 東京都、代表取締役社長:杉山大祐)と容器大手の株式会社グラセル(本社:大阪府、代表取締役社長:石塚吾朗)が共同で設立した株式会社BEAUTYCLE(ビューティクル)(本社:佐賀県神埼市)は、化粧品、トイレタリー容器の全く新しい循環型リサイクルシステムの構築及び取組みを2022年4月より開始しているが、本取組み遂行に向け、佐賀県神埼市に「BEAUTYCLE佐賀工場」を2023年5月11日(木)に竣工した。
BEAUTYCLEは使用済みのプラスチック容器を回収し、新品のボトルに生まれ変わらせる「ボトルtoボトル」を中心とした取組みを行なっており、同分野において、これまで飲料に使用されるペットボトルのリサイクルシステムは確立されていましたが、化粧品、トイレタリー製品における同取組みは業界で初めての試みになる。既にボトル回収に関する取組みは進めてきたが、工場稼働に伴い、今後、化粧品、トイレタリー製品を取り扱う提携先企業と共にリサイクル事業を本格化させていく。
- BEAUTYCLE佐賀工場概要
住所:佐賀県神埼市神埼町本告牟田字一本柳1247番地1
設立:2023年5月11日
面積:リサイクル工場 延べ床面積4,000㎡/倉庫 延床面積1,650㎡
主な機能:化粧品トイレタリー製品の製造および、使用済み容器の「回収→洗浄→粉砕→樹脂化→容器として再生」という水平リサイクルシステムを構築
- BEAUTYCLE佐賀工場内観
フレークライン(使用済み容器の洗浄、粉砕、フレーク化)
ペレットライン(フレークの再樹脂化)
BEAUTYCLE佐賀工場竣工に伴うコメント
◾️株式会社BEAUTYCLE 代表取締役会長 谷村敏昭コメント:
化粧品を使用することで、髪をキレイにする、肌をキレイにすることができる一方、その商品の容器で地球を汚すことはいけない、という発想がBEAUTYCLEの事業に繋がっています。今回、初めて「成型する」ことにも着目した工場が竣工します。この工場竣工に伴い、より付加価値を高めたリサイクルプログラムを遂行していきます。
◾️株式会社BEAUTYCLE 代表取締役社長 杉山大祐コメント:
昨今、SDGsの概念が不可欠となり、プラスチック業界における環境対応も今後重要となってきます。今回、業界初の循環型プログラムを踏襲した工場を竣工でき、プラスチック業界において何ができるか、その答えがBEAUTYCLEの取組にあると考えています。今回の取組を成功させ、今後の日本におけるSDGsの取組にも貢献していきます。
(IR universe rr)
関連記事
- 2025/08/04 猛暑日本に! ヤード条例に! SDGs時代にFRP素材のエコ敷板 宏幸
- 2025/08/04 タイヤ:25年6月のタイヤ生産・販売について
- 2025/08/04 欧州からの風:July 2025 「ドイツ、遠隔操縦車両の公道走行を認める新規制を制定」
- 2025/08/02 企業価値向上を図るために 三和油化工業のあくなき挑戦
- 2025/08/02 欧州からの風:July 2025 仏ルノーが推進する自動車のサーキュラーエコノミー戦略の現状は?
- 2025/08/01 NEDO CO2分離・回収型IGCCの調整能力向上を図る技術開発の実証試験を開始
- 2025/08/01 (株)タケエイでんき 太陽光発電施設『真岡発電所』売電開始
- 2025/08/01 欧州からの風:July 2025 「BASF・CATL、正極活物質の共同開発で提携強化」
- 2025/08/01 欧州からの風:July 2025 「EU電池サプライチェーンの現状と中国への依存」
- 2025/07/31 電力取引量(25年7月)