アジア合成樹脂市況の近況(No20) 中国市況が軟調
2023/10/18 11:53
アジア合成樹脂市況は7月中旬以降の上昇基調が止まり、やや軟調な展開にある。中東情勢の悪化も反応薄の状況にある。原油価格の上昇が止まり、中国景気の伸び悩み見通しなどもあり、中国のスポット市況も国慶節の長期休暇明け後のスポット市況が弱い。景気に敏感な塩ビ樹脂を筆頭に低密度ポリエチン、ポリプロピレンの市況も軟調している。需給は依然として緩和状況にあり、稼働調整による下支え要因以外に市況押し上げ要因に乏しく、当面の市況は持ち合い基調となろう。
関連記事
- 2024/05/08 旭化成、三井化学、三菱ケミカル 西日本でのエチレン製造でCN実現に向け3社連携
- 2024/05/08 三井化学と旭化成新設企業のエム・エーライフマテ 家庭でコンポスト可能不織布(生分解プラ)開発
- 2024/05/07 積水化成品大分 PSP(発泡ポリスチレンシート)生産工場本格再稼働
- 2024/05/07 アジア合成樹脂市況の近況(No26) 低密度ポリエチレンを筆頭に市況堅調も天井感
- 2024/05/02 中国 自動車業界で再び下取り補助金制度が始まり廃車発生台数が増加
- 2024/04/30 アジアン廃プラマーケットレポート2024年4月 低価格のバージン樹脂がリサイクル材料価格を圧迫
- 2024/04/26 レゾナック 大分コンビナートのカーボンリサイクル事業に調査参画
- 2024/04/26 信越化学工業(4063) 新年度は1Qの減益計画も、尻上がりの改善へ
- 2024/04/25 「ケミカルリサイクルは発展段階であり、メカニカルリサイクルを補完するもの」――BIR
- 2024/04/25 ISRI 2024ラスベガスには70か国から6800人が参加 インド、中国系のリサイクラーが目立つ