アジア合成樹脂市況の近況(No21) 下げ止まり感も不安定な相場が続く
2023/11/22 14:24
アジア合成樹脂市況は10月中旬以降、軟調な展開となっている。原油価格が中東情勢の悪化後も下落基調にあり、中国、欧州の景気不透明感から需要盛り上がりに欠ける状況が背景にある。中国市況は11月に入り弱含みにあり、建築、インフラ需要の低迷が影響する塩ビ樹脂の下げが大きく、その他の合成樹脂は弱含みも横ばいで推移している。中国のスポット市況は足元では下げ止まり感もみられ、合成樹脂の需給は減産・在庫調整により底打ち感が高まってる。市況は底打ちも当面は不安定な相場が続こう。
関連記事
- 2024/05/02 中国 自動車業界で再び下取り補助金制度が始まり廃車発生台数が増加
- 2024/04/30 アジアン廃プラマーケットレポート2024年4月 低価格のバージン樹脂がリサイクル材料価格を圧迫
- 2024/04/26 レゾナック 大分コンビナートのカーボンリサイクル事業に調査参画
- 2024/04/26 信越化学工業(4063) 新年度は1Qの減益計画も、尻上がりの改善へ
- 2024/04/25 「ケミカルリサイクルは発展段階であり、メカニカルリサイクルを補完するもの」――BIR
- 2024/04/25 ISRI 2024ラスベガスには70か国から6800人が参加 インド、中国系のリサイクラーが目立つ
- 2024/04/24 三菱重工と日本ガイシ アンモニア分解ガスからの膜分離水素精製システムを共同開発
- 2024/04/24 三菱商事とデンカ フラーレン事業に関する合弁契約を締結
- 2024/04/24 欧州からの風:2024年4月#13 英国産廃業者、違法な廃棄物輸出で罰金刑
- 2024/04/23 自動車の「再生材利用拡大」には使う側の「理解」が重要