サイクラーズ 株式会社サナースの株式取得(子会社化)を発表
サイクラーズ株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役:福田 隆)は、6月3日、2024 年 5 月 31 日付で、株式会社サナース(本社:神奈川県横浜市港北区、代表取締役:海老原 豊)の株式を取得し、同社を連結子会社化すると発表した。
⚫️株式取得の目的
今回、同社が株式を取得する株式会社サナースは、神奈川県横浜市に本社を有するリサイクル・環境関連機械設備、マテリアルハンドリング機(「マテハン機」) 、林業機械等の輸入販売・サービスを行う企業。同社が輸入する設備、機械は、機械工学分野において優れた歴史を持ち環境先進国と呼ばれるドイツを中心に欧州で開発されており、同社は 2010 年の創業以来日本においても高いプレゼンスを発揮してきた。
また、同社が扱う選別機は、今後「高度な資源循環の促進の為の再資源化事業の高度化」が求められる日本国内でも需要拡大が予想されている。同様に、同社の扱う大型マテハン機および穀物荷役機械のニューマチックアンローダーもそれぞれニーズの拡大が期待されている。
この株式取得によりサイクラーズグループが獲得すると期待される主なシナジーとして、産業廃棄物の中間処理、金属スクラップのリサイクルを主業とする同社グループの現場ノウハウを通じ、処理現場における課題をサナースの製品群を用いて解決するソリューション型の営業を展開することで、より付加価値の高い提案、サービスを展開し、サイクラーズグループの顧客の利益向上に広く貢献しくてく。
また、環境先進国と呼ばれる欧州との接点を通じ、更なる先進的な再資源化事業展開に加えてリサイクル技術や環境事業の海外展開への拡大とすべく取り組みを加速させていく。
サナースのグループ化は、 「静脈産業と動脈産業の連携」を具現化したものとなり、今後とも、サイクラーズは事業領域を超えた異分野の M&A 投資も積極的に進めることで、事業ドメインを拡大、グループの規模・収益力を拡大させ、同社グループの更なる企業価値の向上に繋げていくという。
⚫️株式取得スキーム
サナースの売主が保有する発行済株式 200 株をサイクラーズが 100%譲受け、同社を同社グル ープの連結子会社とする。
⚫️サナースの概要
⚫️株式取得後の経営体制
代表取締役社長の海老原豊を始めとする旧経営陣が引き続き経営に当たる他、サイクラーズグループから取締役及び監査役を新たに派遣する。
(IR universe rr)
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