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三井物産、ポーランドに電磁鋼板加工会社を設立

電磁鋼板の加工設備(カナダ・Trans-Mit Steel Inc.)

 

 

 三井物産(東京都千代田区、堀健一社長)は15日、ポーランド南部のスカルビミエシュに電磁鋼板加工会社 Polska-Mit Steel sp. z o.o. (ポルスカミットスチール、PMS社)を今月中に設立すると発表した。年産約3万4000トンの電磁鋼板のスリット加工・販売を行う計画で、2026年4月の工場稼働開始を予定する。

 

 

 電磁鋼板は、ハイブリッド車やバッテリー式電気自動車など電動車のモーターコアや、発電所・変電所で使用される変圧器コアに使用される素材。三井物産によれば、再生可能エネルギー発電所・グリッド新設に伴う変圧器、電動車の需要増加が見込まれており、電磁鋼板サプライチェーンの増強が世界的に急務になっているという。

 

 

 三井物産は1991年にオランダで加工会社を設立して以来、中国・チェコ・カナダに電磁鋼板加工会社を設立。加工・在庫・検査サービスを通じて、変圧器・電動車向けサプライチェーンを支えてきた。23年以降もオランダやカナダの加工会社への追加投資を実施し、市場ニーズに沿った加工能力の増強を進めている。ポーランドに新たな拠点を置くことで、欧州で伸長する電動車需要に応えていく方針だ。

 

 

 新会社の資本金は約34億円。従業員数は約50人の予定。

 

 

(IRuniverse K.Kuribara)

 

 

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