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日鉄エンジ 下水汚泥燃料化システム、名古屋市、北九州市で燃料化物の「菌体りん酸肥料」の登録完了

~下水汚泥資源のハイブリッド活用(燃料化&肥料化)
 日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭行人、本社:東京都品川区)は、10月18日、名古屋市および北九州市の下水汚泥燃料化システム「ジェイコンビ®」※1で製造される汚泥燃料について「菌体りん酸肥料※2」としての登録が完了※3されたと発表した。

 

 日本は、食料生産を支える肥料原料の大部分を輸入に依存しており、国際市況や原料輸出国の政策の影響を強く受けやすい状況となっている。そこで政府は、2030年までに堆肥・下水汚泥資源の使用量を倍増し、肥料の使用量(りんベース)に占める国内資源の利用割合を40%まで拡大※4、2050年までに化学肥料の使用量30%削減(2016年比)※5といった目標を打ち出しており、下水汚泥の肥料活用は、未利用バイオマス資源の利用拡大や、りんをはじめとする肥料原料の海外依存度の低下と資源循環型社会の構築に貢献する取り組みとして注目されている。

 

 同社は、上記の政府方針に沿って、下水汚泥をカーボンニュートラルなバイオマス燃料として活用する従来の用途に加え、名古屋市や北九州市とともに季節や地域需要に応じた肥料としての利活用可能性についても調査研究に取り組み、今般その一環として、汚泥燃料の「菌体りん酸肥料」としての登録を行うことができた。今後は、両市で運営中のジェイコンビ®から製造される汚泥燃料の一部を、地域需要に応じた形で肥効性のある肥料原料としても有効利用することで「下水汚泥資源のハイブリッド活用(燃料化&肥料化)」を推進していく。


※1   「ジェイコンビ®」は日鉄エンジニアリング(株)の登録商標。これまで主に埋立てや焼却により処分されてきた有機性脱水汚泥から汚泥燃料を製造し、バイオマス燃料として有効利用するもので、国内8件の実績がある。
※2   汚泥資源を利用した肥料のうち、品質管理が徹底され、肥料成分を保証できるもの。登録肥料の原料や指定混合肥料の原料として利用することができ、多様なニーズに応じた肥料の生産が可能となる。
※3 肥料登録主体はそれぞれ名古屋市上下水道局、北九州ジェイコンビシステム株式会社(当社と(株)ケーイーエスが設立した特別目的会社(SPC))
※4   食料安全保障強化政策大綱(令和5年12月27 日)
※5   みどりの食料システム戦略(令和3年5月12 日)

 
【ジェイコンビによる下水汚泥資源のハイブリッド活用イメージ】


造粒乾燥ペレット


【菌体りん酸肥料登録が完了したジェイコンビ施設】
1.名古屋市空見スラッジリサイクルセンター下水汚泥燃料化施設
登録主体 : 名古屋市上下水道局
肥料の種類 : 菌体りん酸肥料
肥料の名称 : 循かん大なごん
保証成分量 : りん酸全量3.0%、窒素全量4.0%
登録有効期限: 令和6年7月29日~令和9年7月28日

 

 

 

 

 

 

 

 

2.北九州市日明浄化センター下水汚泥燃料化施設
登録主体 : 北九州ジェイコンビシステム株式会社
肥料の種類 : 菌体りん酸肥料
肥料の名称 : OH! DAY! 北九州
保証成分量 : りん酸全量3.2%、窒素全量4.0%
登録有効期限: 令和6年9月19日~令和9年9月18日
 

 

 

 

 

 

 

 

 

(IR universe rr)

 

 

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