旭化成、三井化学、三菱ケミ 西日本でのエチレン製造設備のCN実現に向けた3社連携進捗を発表
2024/11/08 16:36 FREE
旭化成株式会社、三井化学株式会社、三菱ケミカル株式会社は、今年 5 月 8 日に発表した「西日本におけるエチレン製造設備のカーボンニュートラル実現に向けた 3 社連携の検討開始について」に基づき、石油資源に代わるバイオマスの原料化、低炭素燃料への転換など、エチレン製造設備のグリーン化に資する具体的な方策および将来の最適生産体制のあり方について議論を重ねてきた。
11月8日、これまでの議論の初期的評価を踏まえ、地区を跨ぐ連携においても意義があることを確認できたため、今般、3 社は共同事業体の設立を前提に、西日本におけるエチレン製造設備のグリーン化ならびに将来の能力削減も含めた生産体制最適化をさらに深く検討していくことで合意したと発表した。
今後、同取り組みに必要なコストや GHG 削減効果なども含む利益は 3 社で公平かつ合理的に負担・享受するという考え方を基本として、エチレン製造設備のグリーン化に向けて各社の保有する GX 技術を提供・実装する可能性を追求する。
また、基礎化学品の共同調達およびインフラ整備なども視野に入れ、最適な生産体制の構築を目指して議論を進めていく。なお、共同事業体の設立については、適切な時期に準備に入ることとした。
(IR universe rr)
関連記事
- 2024/12/06 金属・リサイクル関連でも多数の出展――SDGs Week EXPO 2024
- 2024/12/06 エコプロ 2024 東京〜産学官の環境配慮製品・施策が一堂に
- 2024/12/05 原油価格の動向(12/4)
- 2024/12/04 事業者や自治体に負担の無い再資源化を―太陽光発電設備リサイクル制度小委員会
- 2024/12/04 PSジャパン マスバランス方式によるバイオマス割当ポリスチレン採用
- 2024/12/03 東ソー HDI誘導品の⽣産能⼒を増強
- 2024/12/03 非認定全部利用のELVは何処へ? 熊本大学 外川健一
- 2024/12/02 林地残材の活用促進でバイオマス発電の事業継続を―経産省小委員会
- 2024/12/02 ENEOS ベンゼンの12月契約価格決定 910$/MT (前月比▲5$/MT)
- 2024/12/02 出光 廃潤滑油のマテリアルR実現に向けプロセス構築と検証を開始