信越化学工業(4063) 四半期ベースの収益モメンタムにブレーキ
2025/01/30 09:44
1月29日、12時に25/3期1-3Q決算を発表した。3Qまでの営業利益は5,844億円、前年同期比4.5%増となり、据え置きとする通期計画7,350億円に対する進捗率も高水準であるが、決算発表後の株価は軟調な展開となった。3Q(10~12月)の営業利益は前年同期比26.3%増も前四半期比では16.8%減となったこと、中でも電子材料が増収減益と収益モメンタムの低下が影響したと推察される。シンテックの4Qは前四半期比減益基調にあり、我々の予想を含めコンセンサスに届かないリスクが高まったとの印象だ。ただ、来期に向けては北米の塩ビ樹脂は2月に値上げを打ち出し、半導体シリコンウエハーも4~6月からの需要回復を見込んでおり、来期の営業利益の増益への自信を感じさせる。
関連記事
- 2025/08/04 猛暑日本に! ヤード条例に! SDGs時代にFRP素材のエコ敷板 宏幸
- 2025/08/04 タイヤ:25年6月のタイヤ生産・販売について
- 2025/08/04 欧州からの風:July 2025 「ドイツ、遠隔操縦車両の公道走行を認める新規制を制定」
- 2025/08/02 欧州からの風:July 2025 仏ルノーが推進する自動車のサーキュラーエコノミー戦略の現状は?
- 2025/08/01 欧州からの風:July 2025 「BASF・CATL、正極活物質の共同開発で提携強化」
- 2025/08/01 欧州からの風:July 2025 「EU電池サプライチェーンの現状と中国への依存」
- 2025/07/31 電力取引量(25年7月)
- 2025/07/31 旭化成 フィンランド水素プロジェクトにアルカリ水電解システム供給
- 2025/07/31 JEPLAN、田中貴金属グループと脱炭素・循環型社会実現に向け事業提携発表
- 2025/07/31 旭化成と豊田通商、リチウムイオン電池用セパレータのキャパシティライト契約締結