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電力小売り事業に参入、再エネ比率向上加速ーーセブン&アイ

 セブン&アイ・ホールディングスは14日、再生可能エネルギー電力の調達拡大を目的として、電力小売り事業に参入する、と発表した。事業会社「セブン&アイ・エナジーマネジメント」(東京都千代田区)を1日付で設立した。脱炭素化を進めるうえで重要になる再エネ比率のさらなる拡大、加速を図っていく。

 

 

 同グループでは、再エネ関連の取り組みとして、7月末時点で9000店舗以上に太陽光パネルを設置し発電している。また、離れた太陽光発電所から再エネ供給を受けるオフサイトPPAなどを進めてきた。こうした取り組みで、2024年度はすでに店舗運営での電力使用量の約10%に相当する再エネを確保している。

 

 設立した新会社は、再エネなどの発電事業者から電力を調達し、系統など送配電網を活用するなどして、セブン-イレブンやイトーヨーカドー店舗などグループ会社に供給していく。さらに幅広く再エネを調達できる体制を構築することで、グループ全体の国内での再エネ比率を、30年度には約40%に引き上げることを目指す。

 

 グループでは、30年度までにグループ全体の店舗運営に伴う二酸化炭素(CO2)排出量を13年度比で50%削減し、50年度には実質ゼロにする目標を掲げている。

 

 

(IRuniverse Kogure)

 

 

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