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住友金属鉱山、子会社がカナダのイノミン・マインズと合弁 ニッケル採掘、権益8割保有へ

 カナダ資源企業のイノミン・マインズ(Inomin Mines)は11月4日、自社ホームページ上で、「住友金属鉱山の完全子会社Sumitomo metal mining canadaとの間で、11月1日に合弁契約を結んだ」と発表した。カナダ西部でのニッケル採掘事業について、住友側が最低800万カナダドルを負担する代わりに同鉱山の産出金属の最大80%の権益を得る。

 

 

プレスリリース:Inomin Signs Non-Binding Term Sheet for Earn-In and Joint Venture Agreement with Sumitomo Metal Mining Canada on Beaver-Lynx – Inomin Mines Inc.

 

 合弁対象となっているのは、イノミンが所有するカナダ西部ブリティッシュコロンビア州中南部のビーバー=リンクス(Beaver-Lynx)鉱区での採掘事業。住友側はまず300万カナダドルを探査費用として支払い、2年間に渡り同採掘事業の60%の権益を保有する。次いで最長3年間のうちに500万カナダドルを追加で負担し、残りの20%の権益を得る。契約は期間制約がなく、一定条件に触れた場合に返金請求が可能なアーンイン契約方式を採用する。

 

 ビーバー=リンクス鉱区はイノミンが100%の所有権を持ち、ロイヤルティはない。鉱区はビーバー区とリンクス区に分かれ、面積は合計2万5000ヘクタールほど。探査により大量のニッケルの存在が確認されており、物流が整備済みで水力発電などの設備にも近い。

 

 11月5日のmining.comによると、同鉱区では当初、金の採掘探査が行われていたが、その過程でニッケルやマンガンが見つかった。イノミンは2019年に鉱区を買収したが、本格的な採掘はまだ開始していないという。住友側による資金援助の発表を受け、カナダ・トロント株式市場でのイノミン株は11月4日に前週末比4割値上がりした。

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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