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共英製鋼、高純度亜鉛回収のキノテックに出資

 共英製鋼(大阪市、廣冨靖以社長)は6日、高純度電気亜鉛の開発研究を行うキノテック(東京都中央区、母里修司社長)への出資と共同研究契約の締結を7月31日に実施したと発表した。パイロットプラントでの実証実験の開始を契機とし、キノテックの研究への参画に至った。

 

 

 キノテックは鉄鋼電炉ダスト中の産業廃棄物を原料とした高純度電気亜鉛(99.995%) 製造を目指す企業。鉄スクラップを溶解する際に発生する産業廃棄物から、直接高純度の亜鉛を生産する新キノテック法(直接アルカリ浸出電解法)を開発し、世界中に普及・展開することをミッションに掲げている。

 

 

 従来は、発生したダストを処理工場に輸送し、化石燃料による還元揮発処理によって粗酸化亜鉛を精製したのち、再度亜鉛精錬工場へと搬送して亜鉛精錬を行っていた。新キノテック法はダストから直接亜鉛を回収できる画期的な技術であり、電炉工場内でのダストの自家処理を可能にするため、コストや環境負荷の大幅低減が見込める。

 

 

 共英製鋼は「新キノテック法の実用化は、鉄鋼事業におけるゼロエミッションを目指す上で必要な技術開発だと考え、本共同研究への参画を通じて、資源循環型社会の実現に貢献していく」としている。

 

 

 なお、キノテックの母里社長は、IRUNIVERSEが10月9日に学士会館(東京都千代田区)に開催するサーキュラーエコノミーシンポジウムに登壇予定。

 

 

(関連記事)10月9日(水)第4回サーキュラーエコノミーシンポジウム in TOKYO

 

 

(IRuniverse K.Kuribara)

 

 

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