日本ゼオン(4205) 汎用合成ゴムの需給悪化も大型テレビ用光学フィルム、電池材料に回復期待
2023/04/27 09:23
合成ゴム、ラテックスなどのエラストマーと光学フィルムや電池材料などの高機能材料の2本柱とする日本ゼオンが23/3期決算を発表した。前23/3期は7.4%増収も営業利益が38.8%減となった。中国向けを中心に海外需要の低迷が大きく、4Qは656百万円の営業損失と厳しい状況になっている。今24/3期の見通しでも増収営業減益の計画であり、下半期からの回復を見込む。EV向け電池材料や大型液晶テレビの向けの光学フィルムの需要回復も先行投資による減価償却費など固定費増もあり慎重なガイダンスとなっている。
関連記事
- 2025/05/01 アジアン廃プラマーケットレポート2025年4月② トランプ関税がもたらす樹脂市場の混乱
- 2025/05/01 アジアン廃プラマーケットレポート2025年4月 やや持ち直す再生ペレット市場と苦境のバージン材料市場
- 2025/04/30 第5回サーキュラーエコノミーシンポジウム詳報4〜キヤノン、トヨタ
- 2025/04/30 欧州からの風:2025 April「EU使用済自動車規則案:揉めるプラスチック再生材含有ターゲットの行方は?」
- 2025/04/30 第5回CEシンポジウム in NAGOYA講演詳報1 ――中部経産局、栗田、ケミカルリサイクル
- 2025/04/30 電力取引量(25年4月)
- 2025/04/30 アジア合成樹脂市況の近況(No37) 米関税政策、原油安と相まって軟調
- 2025/04/30 欧州からの風:2025 April「EU、AIを駆使し域内電池推進へあらたなテコ入れ」
- 2025/04/28 国内工業化学製品生販在Report #4苛性ソーダ 2025年販売量緩やかな増加
- 2025/04/28 国内工業化学製品生販在Report #3硝酸 2025年硝酸需要増加か