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週刊バッテリートピックス 「コマツ米電池買収」「CATLなど中韓勢も積極展開」など

 2023年11月20日~26日のバッテリー業界では、国内外を問わず電気自動車(EV)向けバッテリーへの積極的な事業展開の話題が相次いだ。特にコマツは米国での鉱山向け機械のEV化を見据え、米企業を買収。商用車の電池需要も意識された。中国や韓国の電池企業の欧州での動きも多かった。

 

<国内>

●積水化学、米国で非セラミック系の放熱材の量産化開始

 樹脂加工メーカー大手の積水化学工業は11月22日、自社ホームページ上で、米子会社が非セラミック系の放熱材の量産化を開始したと発表した。

 

関連記事:積水化学工業株式会社 米国での非セラミック系放熱材生産工場本格稼働発表 | MIRU (iru-miru.com)

プレスリリース:米国における放熱材料生産工場の量産開始について | 積水化学工業株式会社 (sekisui.co.jp)

 

●コマツ、米商用バッテリー企業を買収へ 鉱山機械向け

 

 

 建機大手のコマツは11月20日、自社ホームページ上で、米子会社を通じ同国の商用車用バッテリーメーカーであるAmerican Battery Solutions, Inc(本社米ミシガン州、ABS)を買収すると発表した。12月1日に手続きを完了する。米国で需要が高まっている鉱山機械へのバッテリー導入に結び付ける。

 

プレスリリース: -カーボンニュートラル実現に向けた電動化事業の加速- 米国 American Battery Solutions社を買収 | ニュースルーム | コマツ 企業サイト (komatsu.jp)

 

●ホンダ、GSユアサに追加出資 バッテリーで提携強化

 自動車大手のホンダは11月20日、バッテリー大手のジーエス・ユアサ コーポレーション(GSユアサ)が第三者割当を通じて発行する新株249万株を引き受けると発表した。払込金額はGSユアサ側の発行不価格が決定次第、決める。GSユアサの発行済み株式におけるホンダの持ち株比率は、現在の3.0%から4.99%に上昇する。GSユアサとの提携関係を強化することで、世界的に高い競争力を持つリチウムイオンバッテリーとその製造方法を研究開発することを目指す。

 

プレスリリース: Honda | ジーエス・ユアサ コーポレーションの第三者割当による発行株式の引き受けについて (global.honda)

 

<海外>

●CATL、動き相次ぐ ステランティスにLPF供、CMOCから原材料、香港上場観測も

 車載電池世界最大手の中国の寧徳時代新能源科技(CATL)を巡る新情報が相次いだ。まず、11月21日に欧州自動車大手ステランティスとの供給契約を発表。同17日にはコバルト生産で世界首位の洛陽モリブデン業(チャイナ・モリブデン、CMOC)との2024年度の原材料供給契約の更新も発表していた。また、同24日には現在の深圳株式市場に比べ海外投資家の数が格段に多い香港株式市場への重複上場を検討しているとも伝わり、海外事業の拡大志向をうかがわせた。

 

関連記事: 中国車載電池のCATL、欧州ステランティスにLFPを供給へ | MIRU (iru-miru.com)

関連記事:中国コバルトの洛陽モリブデン業、車載電池のCATLと供給契約更新 24年は2割増し | MIRU (iru-miru.com)

関連記事: 中国CATL、香港上場を検討 24年にも 外電 | MIRU (iru-miru.com)

 

●中国ゴティオン、英国やスロバキアの企業と提携へ

 中国車載電池大手の国軒高科(ゴティオン)も欧州での提携拡大を積極展開している。11月23日にはロイター通信が、「スロバキア政府が、ゴティオンとスロバキア同業のイノバットが、スロバキアに電気自動車(EV)向け電池の合弁工場を建設する覚書に署名したと明かした」と伝えた。

 ゴディオンはこれに先立つ11月16日、自社ホームページ上で、英EV向けバッテリー大手のポッドポイントと技術開発や電池製造で提携すると発表していた。

 

プレスリリース(中国語:)国轩高科与英国充电服务商Pod Point达成合作-合肥国轩高科动力能源有限公司 (gotion.com.cn)

 

●グレンコア、リサイクル工場はイタリア国外に

 ロイター通信などの外電は11月23日、スイス資源大手のグレンコアがEV用バッテリー・リサイクル工場のハブ工場をイタリア国外に建設するようだと伝えた。同社はイタリアでのリサイクル工場の建設計画が当局の反対で難航していた。

 

関連記事:Glencore、イタリア国外に試験的なバッテリー・リサイクル工場を建設へ | MIRU (iru-miru.com)

関連記事:グレンコアとLi-Cycleの電池再利用ハブ計画が難航 イタリアでの建設に認可下りず | MIRU (iru-miru.com)

 

●フォード、CATLとの工場は規模縮小し2026年開業へ

 米自動車大手フォード・モーターは11月21日、中断していた米ミシガン州のEV(電気自動車)用電池工場の建設を、規模を縮小した形で再開すると発表した。年産規模は当初計画を約40%縮小した20ギガワット時とし、2026年の稼働を目指す。

 

関連記事: フォード、規模縮小しLFP工場の建設を再開――26年の稼働目指す | MIRU (iru-miru.com)

関連記事:米フォード、中国CATLとのLFP工場の建設中止 労使が影響か、外電報道 | MIRU (iru-miru.com)

 

●韓国正極材のエコプロ、ハンガリーにリサイクル工場建設へ

 韓国の大手正極材メーカー、エコプロ(Ecopro)は11月19日、ハンガリーに電気自動車バッテリーのリサイクル工場を設立するため、SKエコプラントおよびその電子機器廃棄物リサイクル子会社TESと提携したと発表した。

 

関連記事韓国エコプロ ハンガリーでTESとともに電池リサイクル工場立ち上げ | MIRU (iru-miru.com)

 

 

(IR Universe Kure)

         

    

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