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AGC 革新的なフッ素ポリマー製造技術を開発

 AGC株式会社(本社:東京、社長:平井良典)は、87日、乳化剤*1 を使用することなくフッ素ポリマーを製造で きる画期的な方法を開発したと発表した。今後、同社は同技術の活用を通じて、脱炭素社会やデジタル 社会の実現に不可欠な素材であるフッ素ポリマーを継続的・安定的に供給していくという。

 

 従来、一部のフッ素ポリマーは、フッ素系乳化剤を使用した乳化重合*2 と呼ばれる製法で製造されてきた。近年、フッ素系乳化剤を使用しないポリマー製造技術の開発要望が高まってきたが、乳化剤をフッ素系から非フッ素系に置き換えた先行の技術では、フッ素系の副生物*3 が生成され、また従来製品並の性能が発現しないなどの課題があった。

 

 同社が独自に開発した革新的なフッ素ポリマー製造技術は、一切の乳化剤を使用せず、フッ素系副生物の 生成を極めて少なく抑えることができ*4、かつ従来製法と同等の高性能なフッ素ポリマーを製造可能とする。

 

 フッ素ポリマーは半導体、自動車、エレクトロニクス、エネルギーなど幅広い分野において利用され、社会の持続的な発 展にとって不可欠な素材。同技術により製造されたフッ素ポリマーは、従来製法で製造された製品がもつ優れた特性と同様の優れた耐熱性、耐寒性、耐薬品性、耐久性などの特性を有している。現在、同社は 2030 年までに本 技術によるフッ素ポリマーの量産化を実現すべく更なる開発を進めている。

 

*1 非混和な物質を混ぜ合わせ、均一な混合物である乳化液を形成するために使用される化学物質。界面活性剤とも呼ばれる。

*2 ポリマー重合方法の一つ。水等を媒体として、乳化剤の存在下でモノマーのエマルションを形成し、そこに重合開始剤を加えて製造する重合法。

*3 生産物を生産する過程で副次的に産出されるもの。

*4 個々の非高分子性フッ素系副生物の含有量を 25ppb 未満に抑制。

 

 

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